「つなぐ」カテゴリーアーカイブ

米政権 TikTok事業継続75日間猶予 米国側に50%出資要求

トランプ米大統領は1月20日、中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の米穀事業を75日間維持する大統領令に署名した。TikTokは中国資本下で米国事業を展開している点が問題視されている。トランプ氏はこの点、米国側が同社の出資比率の50%を得るべきだと語った。

レゾナック 使用済みプラ循環型新事業モデル「CirculaC」

レゾナック(本社:東京都港区)は1月20日、使用済みプラスチックや繊維の循環型事業モデル「CirculaC(サーキュラッㇰ)」を立ち上げたと発表した。これらの事業モデルは化学の力で使用済みプラスチック・繊維などを水素・アンモニア・アクリロニトリル・炭酸ガスなどの化学品原料に再生し、様々な最終製品に生まれ変わらせることを目指している。CirculaCを通じて持続可能な循環型社会の実現に向けた取り組みを強化していく。

24年コンビニ売上高11兆3,364億円 4年連続最高を更新

日本フランチャイズチェーン協会(所在地:東京都港区)のまとめによると、2024年のコンビニエンスストアの既存店売上高は前年比1.1%増の11兆3,364億円だった。前年実績を上回るのは4年連続で過去最高を更新した。オーバーツーリズムが指摘されるように訪日外国人客(インバウンド)の増加がいお風となったほか、各社の販売促進策が奏功した。

レアアース使わずモーター製造で新技術 京都ベンチャー

京都府のベンチャー企業、ネクストコアテクノロジーズ(本社:京都府宇治市)はこのほど、レアアースを使わずにモーターを製造できる新たな技術を開発した。通常、モーター製造にあたっては、耐熱性を高めるため回転する磁石にジスプロシウムたテルビウムを混ぜる必要がある。この点、同社では保有する金属の精製や加工の独自の技術を活用して、モーターの温度が上がらないようにすることで、レアアースを使わなくてもEV(電気自動車)向けなどのモーターを製造できる技術を確立した。さらに独自の技術によりモーターの消費電力の大幅な削減も可能としている。すでに個会や欧米の自動車メーカーから試作品の発注が相次いでいる。

台湾TSMC 24年業績 売上高, 利益とも過去最高 AI需要旺盛

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の2024年12月期業績は、売上高、純利益とも過去最高を計上した。
売上高前期比33.9%増の2兆8,943億台湾元(約13兆7,000億円)、純利益は同39.9%増の1兆1,732億台湾元だった。世界的な市況低迷で、減収減益となった前期から一転、劇的なV字回復を示した。人工知能(AI)向け先端品の旺盛な需要に支えられた。2025年も強いAI需要が続き、通年の売上高はドルベースで前年比20%台半ば近い増加を見込んでいる。

エネコートとトヨタ「曲がる太陽電池」変換効率30%達成

京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(所在地:京都府久御山町)は1月17日、トヨタ自動車と共同開発した「曲がる太陽電池」で変換効率30%の世界最高水準を達成したと発表した。
開発したのは「4端子タンデム型」と呼ぶ方式のペロブスカイト型太陽電池。一般的なペロブスカイト型太陽電池は高効率なものでも変換効率20%台のものが多い。しかし、これは2枚重ねの構造で、光エネルギーの30%を電気に変換できるという。今回は小型の試作品で実証したが、今後はパネルの大型化や耐久性の確保などを通じて実用化を目指す。

東洋エンジ 住友商事とインドネシア地熱発電所拡張案件受注

東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市)は1月17日、インドネシア子会社のPT Inti Karya Persada Tehnik(イカペテ、以下、IKPT)が、コンソーシアムパートナー、住友商事およびPT Wasa Mitra Engineering(ワサ ミトラ エンジニアリング)とともに、PT Supreme Energy Muara Laboh(スプリーム エナジー ムアララボ)より、ムアララボ地熱発電所拡張の建設プロジェクトを受注したと発表した。
建設地はインドネシア西スマトラ州、設計、調達、建設工事を一括受注し、2027年の完工を予定。対象設備は地熱発電所(NET発電容量約83MW)。
同地熱発電所では2019年12月に商業運転を開始した約85MWの1号機が稼働しており、今回の拡張で合計約170MWとなり、約90万世帯相当分の再生可能エネルギーの電力供給に貢献する見込み。

岩谷技研とJAL 宇宙遊覧体験の事業化目指し協業開始

岩谷技研(本社:北海道江別市)と日本航空(JAL、本社:東京都品川区)は1月16日、宇宙遊覧体験の事業化を目指し協業を開始すると発表した。この協業は岩谷技研が主催する気球による宇宙遊覧の事業化および普及を目指す日本発の共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」へのJALの参画を通じ、事業開発および技術開発で両社による連携の取り組みを進めていく。共創パートナー企業はJTB、アサヒフループジャパン。

伊藤忠商事 タイ損保TVIに47億円出資 自動車向け保険開拓

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は1月16日、タイ損害保険会社タイビバット・インシュランス(TVI、本社:タイ・バンコク)に20%出資すると発表した。2月にTVIが実施する第三者割当増資を引き受ける予定。出資額は約10億3,500万タイバーツ(約47億円)。TVIの親会社、上場会社のタイビバット・ホールディングスと合意した。
伊藤忠はTVIへ取締役を派遣し、経営に参画する。TVIは売上高の8割強が自動車向け保険であり、伊藤忠も新たな自動車向け保険で市場を開拓する。このほか、火災保険なども取り扱う。伊藤忠が損害保険会社に出資するのは、国内外で初めて。

パナソニック 実用空間で次亜塩素酸の除菌効果 初めて確認

パナソニックは1月16日、群馬パース大学(所在地:群馬県高崎市)と同大学内の実習室と教室で検証し、次亜塩素酸の除菌効果を確認した。実習室内に次亜塩素酸を揮発させる装置を設置した実験では、大腸菌などの付着菌が9割以上不活化したことを確認したとしている。
これまで次亜塩素酸の除菌効果は実験空間では確認されていたが実用空間では確認されていなかった。